お墓の基礎知識/墓地の種類と費用
お盆、お彼岸のお墓参りで思いだすように、お墓は一家が子孫代々に引き継いでいくものという印象が強いですが、最近はライフスタイルや価値観がかわり、お墓に対する考え方や形態にも変化が見られます。
ここではお墓について知っておきたいことをまとめました。
目次
- 01お墓ができるまで
- 02お墓を選ぶポイント
- 03供養について
- 04お墓についての決まり
お墓ができるまで
お墓はどういう手順を経て、でき上がるのか。行程順に説明します。
- お墓について家族で相談&情報収集をします
新しくお墓を購入することにしたら、まずは、どんなお墓を購入したいのかご家族で相談しましょう。予算はいくらぐらいか、場所の希望は、どんな形式のお墓がいいか、墓石の種類や形の希望は…。
おおよその希望がまとまってきたら、インターネットなどで情報収集をして、自分たちの希望とすり合わせていきます。こうすることでお墓のイメージが少しずつはっきりしてくるでしょう。 - 墓地を見学します
希望するお墓のイメージが固まってきたら、希望の予算や地域に合った墓地を見学しましょう。周囲の環境や雰囲気、管理の状態などはホームページやパンフレットだけではわかりにくいもの。実際、現地に足を運んで自分で確認するようにしましょう。交通アクセスの確認にもなります。 - 墓地の申し込みをしたら、お墓の見積もりを取ります
墓地の申し込みをしたら、今度は墓石の石やデザインの希望などを石材店に伝えて、見積書と設計書を作成してもらいます。石の種類やデザインは、とても豊富なので、しっかりと吟味して、納得のいくものを選んでください。 - 契約をします
提示された見積書や設計書の内容に満足できたら契約を結びます。支払方法やアフターメンテナンスなど気になることは残さず確認するようにしましょう。また、後々、トラブルにならないよう契約書は必ず取り交わすことが大切です。 - お墓が完成、引き渡されます
契約に基づいてお墓の施工が始まります。完成までは2~3か月くらいはかかるでしょう。完成したら引き渡しになりますが、その際には、しっかりと仕上がりを確認します。戒名など文字の部分はとても大事なので、忘れずにチェックしましょう。
お墓を選ぶポイント
お墓を選ぶ際、気をつけたいポイントがあります。後で後悔することのないよう、ぜひ確認するようにしましょう。
- 宗教・宗派
墓地によっては「在来仏教のみ」「浄土宗のみ」といった具合に、宗教や宗派を限定しているところがあります。家族代々のお墓にすると考えている場合には、先々のことも考えて慎重に判断したいポイントです。 - 費用
お墓の費用は本当に幅広く、なかには数千万円もするようなものもあります。あらかじめ予算を決めておかないと、あまりにも選択肢がいろいろで戸惑ってしまうでしょう。最初に無理のない範囲で予算を設定することをお勧めします。 お墓に関わる費用には、永代使用料や墓石の費用のほかに、年間管理料といって最初だけでなく毎年かかる費用もあります。 - 交通の便
お墓が行きやすい場所にあるかどうかは、ぜひ考慮しておきたいポイントです。お墓を建てた直後はよくても、その後、何年も何十年もお墓参りに通うことを考えると、交通の便の悪い場所では「行きたくても行けない」となりかねません。
郊外のほうが安く建てられると、目先の費用で決めてしまい後悔することのないようご注意ください。 - 環境
日当たりや風通し、水はけなどお墓周りの環境も確認しましょう。湿気がこもりやすい、地盤がゆるいといった場所ではお墓自体に影響が出たり、手入れがしにくくなってしまいます。
また、墓地周辺の環境もチェックしましょう。海が近い、あるいは富士山が見えるといった環境にあれば、お墓参りを通して、家族・親類との思い出が紡げるはずです。
供養について
お墓を建てたら供養をします。基本的な供養として、次のものが挙げられます。
- 開眼法要(建碑法要)
新しくお墓を建てたときに、お墓に魂を入れる意味合いの法要です。一般的には埋葬法要と同時に行われる場合が多いです。 - 埋葬法要
納骨する時に行う法要です。開眼法要や建碑法要と同時にすることが多いです。 - 年忌法要
いわゆる法事で、一周忌、三回忌、七回忌など節目とされる年に行う法要です。地域によっても異なりますが、十七回忌もしくは二十三回忌で弔い上げとし、区切りをつけるところが多いようです。 - お盆・お彼岸の供養
お盆と春・夏のお彼岸の年3回、供養を行います。
お墓についての決まり
お墓については「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)」という法律で細かく定められています。埋葬する場合の手続きやお墓の管理などについても規則があり、破った場合は罰則を科せられることもあります。
お墓はどこにでも勝手につくっていいわけではなく、「墓地として都道府県知事の許可を受けた場所」に限定されています。納骨堂についても、「納骨堂として都道府県の許可を受けた施設」と定められています。
散骨については墓埋法に規定はありません。ただし、「節度を持って行われる限り、遺骨遺棄罪に該当しない」とされています。

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